活動記録 ★執行役員の活動記録★

本日は、日本国内で複数のクリニックを展開する美容整形会社様と、中国で美容医療事業を手がける企業様との商談で訪中。

今回の案件は、単なる業務提携というより「日本人医師の技術そのものを中国へ持ち込む」という、これまで扱ってきた中でも一段と踏み込んだテーマだった。中国側は自国内でも美容医療市場が急拡大している一方、施術の安全性や仕上がりの精緻さで日本の技術力に高い評価を寄せており、日本人医師の定期的な派遣や技術指導を通じて自社クリニックの信頼性を高めたいという狙いを持っていた。

打ち合わせでは、まず中国側から自社クリニックの規模や設備、現地の美容医療に対する需要の高まりについて説明があった。数字を見る限り市場の勢いは相当なもので、あらためて中国の美容医療マーケットの伸びを実感させられた。続いて日本側からは、これまでの症例数や技術的な強み、医師の育成体制について紹介があり、中国側の担当者が「この技術をぜひ現地の医師にも学ばせたい」と身を乗り出して話を聞いていたのが印象的だった。

一方で、医師の派遣となると通常の商品売買とは比べものにならないほど確認すべき事項が多い。中国国内での医療資格の扱い、施術に伴う法的責任の所在、医師本人の渡航スケジュールや契約条件など、話が進むほどに論点が増えていく感覚があった。特に「技術指導」と「実際の施術」の線引きをどう扱うかは、双方の認識にまだズレがあるように感じられ、この部分は今後もっとも慎重に詰めていく必要があると感じている。

会議の終盤では、双方とも提携そのものへの意欲は高く、まずは日本側で医師派遣に関する国内外の法的制約を確認し、中国側は現地での受け入れ体制や必要な許認可について整理することになった。

今回の引き合わせを終えて、モノやサービスの取引以上に「人」そのものを動かす案件は、条件のすり合わせに一段と丁寧さが求められると感じた。技術や信頼は一朝一夕には築けないものであり、だからこそ双方がこれだけ真剣に向き合っているのだと思う。医師本人の意向や安全面への配慮も含め、拙速にならないよう一歩ずつ進めていきたい。

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